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ケアマネ試験の直前対策は何から?残り1か月で「落とさない点」を固める優先順位と当日の動き方

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監修者

名前 / Name  
大石 智之

実績 / Achievements
介護・福祉業界に入り、現場のホームヘルパーとして介護の実務経験を積む。

その後、デイサービスの立ち上げおよび責任者、訪問介護事業所の立ち上げおよび責任者、福祉用具貸与事業所の責任者を歴任。

さらに、居宅介護支援・訪問介護・福祉用具・デイサービスの各事業を統括する責任者として、介護事業の運営・マネジメントに携わる。

約7年間の勤務を経て独立し、居宅介護支援事業と福祉用具事業を柱として株式会社ログを設立。

設立後は地域に根ざした介護・福祉サービスの展開を進め、現在は居宅介護支援事業所10事業所を中心に、複数の介護・福祉事業の経営・運営を行っている。

現場の介護職から事業所の立ち上げ、管理・統括、そして経営まで、介護・福祉事業に幅広く携わっている。

ケアマネ試験が近づくと、「今から何をすれば間に合うのか」と焦りが大きくなります。直前期に必要なのは、新しい知識を増やすことではなく、すでに学んだ範囲を確実に得点へ変えることです。この記事では、2026年の試験日程と合格基準を確認したうえで、残り1か月・1週間・前日・当日それぞれでやるべきことを、優先順位の高い順に解説します。


目次
  1. ケアマネ試験の直前期にまず押さえたい試験の仕組み
  2. 残り1か月でやるべき直前対策の優先順位
  3. 残り1週間から前日までの過ごし方
  4. 試験当日に点を落とさない解き方
  5. ケアマネ試験の直前対策についてのよくある質問
  6. ケアマネ試験の直前対策についてのまとめ

ケアマネ試験の直前期にまず押さえたい試験の仕組み

直前対策の中身を決める前に、試験日・試験時間・合格基準の3点を確認しておきましょう。特に「分野ごとに合格点がある」という仕組みを理解しておくと、残りの時間をどこに使うべきかが自然と見えてきます。

2026年の試験日と試験時間

令和8年度(第29回)の介護支援専門員実務研修受講試験は、2026年10月11日(日)に全国一斉で実施されます。試験時間は10時00分から12時00分までの120分です。 (出典:広島県「令和8年度広島県介護支援専門員実務研修受講試験について」https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kaigosiennsennmonninn/r6shiken.html )

分野ごとに合格点が設定されている

試験は「介護支援分野」25問と「保健医療福祉サービス分野」35問の計60問で、それぞれの分野で合格点に達する必要があります。合格点は正答率70%を基準に、問題の難易度で補正されます。第28回(2025年度)の合格点は、介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点でした。 (出典:長崎県「第28回介護支援専門員実務研修受講試験合格基準」https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2025/11/1763606165.pdf )

つまり、片方の分野で満点近く取っても、もう片方が合格点に届かなければ不合格です。直前期は「得意分野を伸ばす」より「苦手分野で合格点を割らない」ことを優先しましょう。

合格率から見える直前期の重要性

第28回試験の受験者数は50,601人、合格者数は12,961人で、合格率は25.6%でした。 (出典:厚生労働省「第28回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187425_00013.html )

およそ4人に1人しか合格しない試験では、合否を分けるのは数点の差です。直前期に取りこぼしを減らせるかどうかが、結果に直結します。

受験案内で会場と持ち物を必ず確認する

試験の日程は全国共通ですが、試験会場や集合時刻、持ち物、当日の注意事項は受験地の都道府県ごとに案内されます。受験票が届いたら、会場名と入室時刻、持参が必要なもの、使用できる時計の種類などを確認し、会場までの経路もこの段階で一度調べておきましょう。直前になって慌てないよう、案内の用紙は勉強道具と一緒に保管しておくと安心です。


残り1か月でやるべき直前対策の優先順位

時間が限られる直前期は、やることを増やすほど1つひとつが浅くなります。ここでは、得点に結びつきやすい順に対策を並べました。上から順に取り組み、時間が足りなければ下の項目から削ってください。

1位:過去問を「解き直し」に使う

直前期の過去問は、新しく解くためではなく、間違えた問題を解き直すために使います。正解の番号を覚えるのではなく、5つの選択肢それぞれについて「なぜ正しいか」「どこが誤りか」を自分の言葉で説明できるかを確認しましょう。説明できなかった選択肢だけをノートに書き出すと、直前に見返す「自分専用の弱点集」ができます。

2位:介護支援分野は数字と手順を固める

介護支援分野は、要介護認定の流れ、保険給付の種類、居宅介護支援の運営基準など、覚えれば確実に点になる内容が多い分野です。「誰が」「いつまでに」「何をするか」を手順ごとに整理し直すと、選択肢の細かな言い換えにも惑わされにくくなります。たとえば、保険者と被保険者の区分、要介護認定の申請から認定までの流れ、ケアマネジメントのアセスメントからモニタリングまでの手順、地域支援事業の種類などは、問題文の主語や順番を入れ替えた誤りの選択肢が作られやすいテーマです。図や矢印で1枚にまとめ直し、何も見ずに書けるかを確かめると定着度がわかります。

3位:保健医療福祉サービス分野は頻出テーマから

保健医療サービスでは高齢者に多い疾患や症状、福祉サービスでは相談援助の考え方や関連制度が繰り返し問われます。過去問で何度も出てきたテーマから優先して確認し、1回しか見かけないテーマは後回しにして構いません。保健医療サービスでは、認知症、脳血管疾患、パーキンソン病、糖尿病など高齢者に多い疾患の症状と注意点、服薬の基本、在宅での医療的ケアなどが確認の中心になります。福祉サービスでは、面接技術などの相談援助の基本、成年後見制度、生活保護制度、高齢者虐待防止法といった関連制度が繰り返し問われています。疾患は「症状」と「生活上の注意点」をセットで、制度は「対象者」と「手続き」をセットで覚えると、事例形式の問題にも対応しやすくなります。

4位:「捨てる範囲」を決める

直前期に全範囲を均等に見直すことはできません。過去問で一度も正解できず、テキストを読んでも理解に時間がかかるテーマは、思い切って後回しにする判断も必要です。削る範囲を決めることは手を抜くことではなく、合格点を確保するための戦略です。

5位:一問一答はスキマ時間の復習に限定する

通勤や休憩時間に使える一問一答アプリや問題集は、直前期の心強い味方です。ただし、全問を均等に回そうとすると時間が足りなくなります。一度間違えた問題に印をつけ、印のついた問題だけを繰り返す使い方に切り替えましょう。まとまった時間は過去問の解き直しに、細切れの時間は一問一答に、と使い分けると、限られた時間でも復習の回数を増やせます。


残り1週間から前日までの過ごし方

最後の1週間は、知識の量よりも「本番で力を出せる状態」をつくる期間です。勉強の内容を絞り込みながら、時間配分の練習と体調管理を並行して進めましょう。

7日前〜3日前:弱点ノートと苦手分野の総点検

これまでに作った弱点ノートを中心に、苦手分野の要点をテキストで確認します。新しい問題集や予想問題には手を出さないのが原則です。見たことのない問題で正答率が下がると、不安だけが大きくなり、残りの時間を有効に使えなくなります。

2日前:本番と同じ時間帯に1回分を通して解く

試験と同じ10時開始、120分で過去問1回分を通して解いてみましょう。途中で集中が切れる時間帯や、見直しに使える残り時間を体感しておくと、当日の時間配分に迷いがなくなります。点数そのものより、時間内に解き終えられたかを確認することが目的です。

模擬試験の点数が低かったときの考え方

直前期に受けた模擬試験や過去問の点数が合格点に届かなくても、必要以上に落ち込む必要はありません。模擬試験は本番より難しめに作られていることもあり、点数そのものより「どの分野の、どのテーマで落としたか」を把握できることに価値があります。間違えた問題を分野別に数え、合格点に届かなかった分野のテーマだけを残りの日数で見直しましょう。

前日:持ち物・経路の確認と睡眠を優先

受験票、筆記用具、時計など受験案内で指定された持ち物をそろえ、会場までの経路と所要時間を確認します。勉強は弱点ノートを眺める程度にとどめ、いつもどおりの時間に休みましょう。眠れなくても、横になって目を閉じているだけで体は休まります。


試験当日に点を落とさない解き方

当日は、知識があっても解き方のミスで失点することがあります。時間配分、設問の読み違い、迷った問題の扱いの3点をあらかじめ決めておくだけで、防げる失点は少なくありません。

時間配分は「1問1分半」を目安にする

120分で60問を解くため、見直しの時間を20〜30分ほど残すなら、1問あたり1分半程度で進めるのが目安です。1問に3分以上かかりそうなら、いったん印をつけて次へ進みましょう。

「2つ選べ」「3つ選べ」の読み違いを防ぐ

選ぶ数を読み違えると、内容を理解していても得点になりません。問題文の「正しいもの」「適切でないもの」「いくつ選ぶか」に線を引いてから選択肢を読む習慣をつけておくと、焦っている場面でも読み違いを防げます。

迷った問題は最初の判断を大切にする

見直しで答えを変えるのは、明確な根拠を思い出したときだけにしましょう。何となくの不安で変えた答えが、かえって誤りになることもあります。見直しの時間は、マークのずれや選ぶ数の確認に優先して使うのがおすすめです。

マークのずれは10問ごとに確認する

マークシートでは、1問飛ばしたことに気づかず、以降の解答欄がすべてずれてしまうミスが起こり得ます。問題を飛ばすときは問題用紙に大きく印をつけ、10問ごとに問題番号と解答欄の番号がそろっているかを確認する習慣をつけておきましょう。事前の通し練習の段階から同じ手順で解いておくと、本番でも自然に確認できます。

事例問題は「本人の意思」を軸に選ぶ

相談援助や支援の進め方を問う事例問題では、迷ったときに「利用者本人の意思や自己決定を尊重しているか」「専門職が一方的に決めていないか」という視点で選択肢を見直すと、判断の軸が定まりやすくなります。


ケアマネ試験の直前対策についてのよくある質問

Q. 直前期に新しい問題集を買ったほうがいいですか?

おすすめしません。直前期は、これまで使ってきた過去問とテキストで間違えた問題を解き直すほうが得点につながります。新しい問題に取り組むのは、手持ちの教材の解き直しがすべて終わってからで十分です。

Q. 残り1か月で合格点に届くでしょうか?

分野ごとの合格点を割らないことに絞れば、得点を積み上げる余地は十分にあります。全範囲を均等に見直すのではなく、過去問で繰り返し出ているテーマから優先して確認しましょう。

Q. 試験の前日は勉強しないほうがいいですか?

まったく勉強しない必要はありませんが、長時間の勉強は避けましょう。弱点ノートや覚えにくい数字を軽く見返す程度にとどめ、睡眠を優先するほうが本番の集中力を保てます。

Q. 合格点はどれくらいを目標にすればいいですか?

合格点は正答率70%を基準に難易度で補正されるため、年によって変わります。どちらの分野も70%を少し上回る得点を目標にしておくと安心です。

Q. 試験当日、頭が真っ白になったらどうすればいいですか?

いったんペンを置いて、ゆっくり深呼吸をしましょう。確実に解ける問題から先に進めると、落ち着きを取り戻しやすくなります。


ケアマネ試験の直前対策についてのまとめ

ケアマネ試験は分野ごとに合格点があるため、直前期は苦手分野で点を割らないことが最優先です。過去問は解き直しに使い、介護支援分野の数字と手順、保健医療福祉サービス分野の頻出テーマを固めましょう。最後の1週間は新しい教材に手を広げず、本番と同じ時間で通し練習をして、前日は体調を整えることに集中してください。しょう。


執筆者
ケアマネクスト編集部
ケアマネクスト編集部
ケアマネとして働く方のキャリアの「次」と、事業所のこれからの「次」。
その両方の後押しになるよう、試験や制度、働き方、事業承継の情報をお届けしています。
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